戸谷 圭子

定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
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発売日: 2006-07
発売元: 東洋経済新報社
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ウチの父が昔よく読んでいた「戸谷 圭子」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「リテール金融マーケティング―顧客を知って儲かる仕組みを作る」というやつだったと記憶している。
今日、僕も試しに「リテール金融マーケティング―顧客を知って儲かる仕組みを作る」を読んでみた。すると、父があれだけ「リテール金融マーケティング―顧客を知って儲かる仕組みを作る」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。
ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。
僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。
なかなか難しい
金融機関が生き残るためには、マーケティング活動を通じた差別化が不可欠と感じて購入した書籍。冒頭で、「金融サービスマーケティングは新分野であるため、確固たる理論にもとづき、かつ理論を体系的に解説することに細心の注意を払った」と書かれている。
このため、自分にとっては「教養型の内容に近く頭に入りづらかった」というのが率直的な感想。その他、「国内の金融機関の事例の豊富さを掲げているが、理論を体系化するための参考文献は海外のものが圧倒的に多い(?)ため、あまり身近に感じられなかった」「筆者が考える将来の金融機関像とは何かを知りたかった」という点が少し残念に思いました。
一方、コラムはとても参考になるものがありました。
読む人の目的によって評価が分かれるところだと思いますが、金融マーケティングという分野のパイオニアとしての筆者の取組みは今後も注目されていくと思います。
金融機関のマーケティングイノベーションを考える上では、「2010年の金融(野村総研)」「儲かる銀行をつくる(山本真司)」なども参考になりました。
銀行員の告白
かなりショックを受けました。うちの銀行でも顧客満足度調査をしましたが、結果をみても「ふーん」って感じで収穫なしでした。著者が指摘するように金融庁に報告するためだけの満足度調査になってしまった。でもそれは自分たちにマーケティングの知識がなかったからだと本書は気づかせてくれました。本書の内容は決して簡単に理解できるものではありませんが、豊富な事例が理解を助けてくれます。「このままではダメだ!」と思っている行員は必読ですよ。
日本の事例
金融業に携わってきて感じることは、金融のマーケティングについて書かれてある本が、圧倒的に少ないこと。また、数少ない金融マーケティングの本も、事例は海外であることが多いのも事実。この著書はその事例がすべて日本の金融機関で調査した結果が基になっているということに驚かされる。「マーケティングは大事だ」と言っても、具体的に何をすれば良いのか理解できていない金融マンは必ず読むべき著書であろう。
